DEVELOPMENT研究開発
新規開発製品のご紹介(遠隔水位監視装置)
こんにちは。
これから技術部メンバーで定期的に社内での業務活動や開発製品についてこちらのページで紹介させていただくことになりました。
私たちが所属している技術部は設計1課から3課まであり、弊社の主要製品である舶用製品から近年取り組んでいる農工製品、そしてこれまで培ってきた技術力を生かして全く新しい分野の製品の開発も行い、幅広く取り扱っております。
そこで今回は全く新しい分野の開発製品についてご紹介させていただこうと思います。
今回紹介いたします製品は、“遠隔監視装置”です。
昨今IoT(モノのインターネット)という言葉を聞く機会が多いと思いますが、この製品もまさにモノとインターネットをつなげた開発製品となっております。
まずは設置している製品の見た目はこちらとなります。
ご覧いただいたように池の横に設置していますが、これは池の水位と外気の温湿度をカメラで監視している装置となります。
「なんだ、カメラで監視しているだけか。」と思われるかもしれませんが、まずこの場所には電源が無く、インターネットの環境もありません。
そんな場所にこの池の管理者さんが毎日何度か直接水位を確認しにわざわざ訪れているという状況がありました。
そこでIoT製品の需要があり開発を行うことになりました。
まず電源については消費電力等を計算して選定されたソーラー発電からの給電方式を取り入れています。
そして、監視プログラムを入れるボードコンピュータ(raspberry pi)にはカメラや温湿度センサーの情報を取り込むプログラミングをしています。
このボードコンピュータから3G回線(携帯回線)を使って取り込んだ情報をサーバーへ自動的にアップロードするようにプログラムしています。
サーバーへアップロードされた情報は弊社で作成したWEBアプリケーションでのぞきに行くことができます。
お客様に専用で発行されたアカウントとパスワードでパソコンやスマホのWEBブラウザを使ってアクセスします。
ポールを立てるための穴掘りやブロックの設置、セメントの流し込みも自分たちで行います。(開発には体力も必要です!)
機械の設置、電気配線作業もして作成したプログラムを始動させます。
毎日見守り続けています。
今回は池の監視のためにカメラや温湿度センサーをピックアップして採用しましたが、この製品は他にも色々な用途・ロケーションで活用できる可能性を秘めていると思います。
これからも需要と新たなアイデアも取り込めるようにして製品開発に取り組んでいきます。