DEVELOPMENT研究開発

遠隔水位監視装置の進展についてのご紹介

製品紹介

こんにちは。

当社開発部門から新たな技術の進展をお知らせします。

以前ご紹介させていただきました遠隔水位監視装置(https://www.hsn-kikai.com/development/110/)に新たな機能をオプションとして追加しました。

 

この度のリニューアルに伴い、風向風速センサや圧力式の水位センサが選定できるようになり、より詳細な環境データを収集できるようになりました。
これにより、ため池の水位だけでなく、風向や風速、定量的な水位、気温や湿度といった気象情報もリアルタイムで取得可能です。

選定できるセンサが増えることでこれまで以上にため池の状態を緻密に把握し、より効果的な管理が可能になります。
例えば、農業用水源の管理や防災・減災システムとしての活用など、幅広いニーズにお応えすることができます。

更に取得したデータはCSV形式で保存されエクセルデータとして過去の値を確認することも可能です。
そして、今回は更に水位に閾値を設定できるようになりました。
閾値は上限と下限も設定でき、設定された値を超えると事前に登録されたメールアドレスにメールでお知らせしてくれる機能も搭載されています。

また、2024年の2月に開催された兵庫県主催のため池監視システムの見学会(https://web.pref.hyogo.lg.jp/nk10/2023tameikekanshisystemtenjijou.html)では、明石市大久保西島の上池に各種メーカが装置を展示し、説明会を行いました。多くの方々にご来場いただき、装置の性能や活用方法について熱心にご質問いただきました。

ひょうごため池保全県民運動のYouTubeチャンネルには、その模様が動画としてアップされていますので、ぜひご覧ください。
動画は以下のURLとなります。
https://www.youtube.com/watch?v=Hazpc6_nrWs

明石大久保町のモニタリング画面もオンラインでご覧いただけます。
URLは以下となります。
http://pond01.hsn-kikai.site/

見学会の後、ため池の管理者様や各市町村役場の担当者様から数多くのお問い合わせをいただいており、

「追加で~のような機能をつけたい。」

「~の値を画面で確認できるようにしたい。」

このようなご要望が多く寄せられています。

世の中にセンサの種類は無数にあります。
例えば雨量センサや気圧センサ、CO2センサなども必要となれば装置に組み込むことは可能です。

当社の強みはお客様の課題解決に向けた柔軟な対応力とこれまで様々な分野で培った流体制御・監視の技術力でありますので、是非ともニーズにはお答えしたいと考えております。少しでも気になる点がございましたら引き続きお気軽にお問い合わせください。

ため池と一口に言いましても様々な形や環境があります。
先日は130万トンも貯水できる大きなため池の調査に行ってまいりました。

また、他にお伺いさせていただいたため池は深い山の奥地にあり、田植えの時期や大雨の時などにため池の管理者様は舗装もされていない水でぬかるんだ道を何度も行き来して確認されているとのことでした。

他にも台風や大雨の時はため池の決壊を考慮して避難している地域も見に行きました。

このような場所に遠隔でモニタリングできる装置を入れることで作業が楽になるだけではなく、事故のリスクも下げることが出来ます。

私たちはこれからもユーザ様の声に耳を傾けながら、さらなる機能拡張や新たなアイデアの実現に取り組んでまいります。
私たちは常に進化し続ける技術力と情熱をもって、社会に貢献してまいります。

以上、ご覧いただきありがとうございました。

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