DEVELOPMENT研究開発
風向風速計について
こんにちは。
今回は風向風速計についてお話したいと思います。
風向風速計はその名の通り風向計と風速計の二つの機能が組み合わさった測定機器です。
この測定器には色々と種類があり、風車型・超音波型・風杯型などが存在します。
一般的にイメージされるのは風が吹くとプロペラがくるくる回る風車型でしょうか。
今回ご紹介するのは超音波型の風向風速計です。
こちらは弊社で取り扱っている製品で販売もしています。
風向風速計の他にもセンサを取り扱っていますので、ご興味があればこちらもご確認下さい。
この風向風速計は、第一回目の記事でご紹介した池の水位などを遠隔で監視する
遠隔水位監視装置と組み合わせる事が可能です。
向かい合うトランスデューサー(超音波送受信器)の超音波が伝播する所要時間を計測し、双方からの伝播時間を比較して測定しています。空気に動きがない状態では超音波の伝播時間は等しくなり、風が吹くと伝播時間に遅延が生じます。この伝播時間の差を元にシステムが風向と風速を算出します。
この風光風速計のメリットは、機械の作動部分がむき出しになっていないので耐久性に優れ、頻繁な点検を必要としないため幅広い場所に設置できる事です。
昨今では異常気象が頻繁に続き、今まで発生しなかった様々な自然の猛威が日本を襲っている状態です。竜巻や台風といった大きな被害をもたらすものを測定・記録できるようにする事で自然災害対策に有効活用ができます。
今後も皆様の生活を守るため、環境問題に配慮した製品開発に取り組んでいきます。